まずは下記の文章が分かりやすいんで、見てみてください。http://www2.odn.ne.jp/~ha…/constituents/what_is_tannin.htm
大まかに二種類あってですね。
・縮合型タンニン
・・・ケプラチョタンニンなど 毛髪表面に作用
・加水分解タンニン
・・・ガロタンニンなど アルカリで加水分解させて低分子化させて内部方向で作用させていくやつケプラチョはポリマーみたいな毛髪表面にハリコシ艶の被膜を作るものガロは加水分解性タンニン。
加水分解タンニンとは酸、アルカリ、酵素で多価フェノール酸と多価アルコール(糖など)に加水分解できるもの。タンニンっていうのは総称で、、色んなタンニンがあります。
総称です。
さらにタンニンはもっと細かくいうと フェノール類の一種。
フェノール類がたくさんくっついたポリフェノールです。ポリ=たくさんタンニンとは【タンパク質と結合して凝集させる多価フェノール】タンパク質ってアミノ酸がたくさんくっついた成分です。
このアミノ酸のうちのアミノ酸の塩基性官能基に結合し凝集させる性質 っていう細かく言うとそういう感じです。
塩基性アミノ酸にくっつくのがタンニン。塩基性っていうのは わかりやすく言うとアルカリ性の特徴をもつアミノ酸ですね。ざっくり。
凝集っていうのは【髪が締まる、キシキシする】といったことです。髪が傷むとハリコシがなくなるんですよ。シスチン減ってね。穴あくしね。
で、、シスチン減るとハリコシ無くなるんで、、ハリコシ作るタンニンを髪にくっつける。
くっつく箇所はタンパク質のアミノ酸の塩基性のとこにくっつく で、、シスチンみたいなハリコシを作るところの 代わりに働くわけですで、、、塩基性アミノ酸にくっつくんで、、例えば、、先にシスとか、、その他塩基性アミノ酸を入れて、、一緒でも いいけど、別でもいいし。
タンニンいれると これにもくっついて 簡単にいうと インカラミ なわけですね。
絡んでくるんですよ。
髪にもくっつくし、他成分もくっついて、、接着して接着して 大きくなるんですね。大きくなると穴埋め出来るし ハリコシ効果がより出るし ※内部方向は加水分解タンニンじゃないと駄目かと、、縮合タンニンは毛髪表面に作用。
THE INNERにもがっつくりくっつきますよ。
そりゃ高反応ケラチンと塩基のアミノ酸で出来てるんで。
ただ、、、強烈すぎるかな、、とか思うけど。ぎっしぎししますよ。
THEINNER 後に高分子の代わりにケプラチョで表面艶出しでもいけるし、、INNER侵透させて アルカリで加水分解したガロタンニンつけてもいいし、、そんな感じで使うと良いですね。
もちろん アミノ酸系の商材や各種pptでもいいですね。ただ、、タンニンは暴れん坊将軍なんで がっしがし するんで その後【いかにスルスルにするか?柔らかくするか?】がセットで必要です。
シリコーンとかの勉強もね、、合わせて必要。ぎっしぎしにして超絶ハリコシ、艶出して、、その後に柔らかくスルスルにすると バケモンみたいな状態には出来るけど。
まあ、、ハマるとヤベー質感だしますけど、、下手すると櫛も梳かせない感じになりますね。メニューで使用する場合。タンニンは軟化膨潤を抑制し、凝集効果があるので、、例えばハイダメージ毛にアプローチする場合、軟化膨潤をさせたくない場合があります。
そんな時に適正量のタンニンを一緒に使うと、余計な軟化膨潤を防ぎつつハリコシを出せるので、先の処理でも使えます。
また、健康毛にアプローチする場合に先にタンニンを使用すると薬剤の作用が落ちる為先での使用はお勧めしません。先でも使えますが、主には架橋剤なので、中間処理や後処理で使用が好ましいです。パーマ液の臭いやつ、これにもくっつくんで、消臭作用もあるので、システアミンの消臭目的としてパーマの中間処理でタンニン使うとシステアミンの消臭が出来て効果的です。
主には前処理でタンパク質、アミノ酸を補い、そして中間や後処理でタンニンを吸着させるっていう方がやりやすいですね。
またタンニンは酸化補助としての側面があり、酸化でくっつかないところを補助的にタンニンがくっつくっていうのがあり 酸化効果を上げることにも使えます。ただし、本来のシスチン結合ではなく、シス部分にタンニンがつくので、別の結合にはなりますが、ハリコシ低下がなくなるのでそれも良しといった具合です。玄人好みの成分です。
【ヘナを知るにはタンニンを知ること。逆もしかり】
タンニンの効果での補足分の記載です。
タンニンっていうのはやたらいろんなものにくっつく特徴があります。
ここが非常にユニークで面白い箇所でもあり、、また難しいところでもあるわけですね。
タンニン酸がくっつく物質は下記
・アルカロイド・・・塩基性を示す天然由来の有機化合物の総称。塩基っていうのは酸と対比する物質のこと。まあ、、簡単にいうと アルカリ性物質 っていうとわかりやすいですよね。
炭素、水素、窒素、酸素、硫黄、塩素、臭素、リンなどがあります。
・金属塩
・鉄塩
・ゼラチン、ガセイン等の水溶液
・タンパク質・アンモニア、アミン類、二酸化炭素、メルカプタンこんなところです。
これらにくっつくんですね。非常に多くのものにくっつく特徴がある面白ろ成分なんです。
先日 パーマ臭の脱臭作用の話しをしたんですが、、アンモニア、アミン類、メルカプタン、、、臭いですよね?これら。この匂いの元にくっつくんですね。
で、、くっついて消臭するってことですね。また、、前処理では 薬剤減力作用があるって話をしましたけど、、溶剤に含ますと これらの効果を落とすことになっちゃうので、、減力という兼ね合いなら問題ないですが、、健康毛には必要ないかなと思うわけです。
またタンニンはアルカリ溶剤に溶かすことで 扱いやすくなりますし、アルカリ溶剤の中だと 成分同士がくっつかない ものもありますので、、そんな感じで使うんです。
タンニンが強烈に様々な成分とくっつきあうことで、、成分同士が集まってきてます これで凝集し収斂するっていう、、締まる効果ですね。それがあるんですよ。
また抗菌作用も高いんですが、、、菌に付着するんで 抗菌作用もある。抗酸化作用もあるんですが 酸化物とくっつくんで抗酸化するんですね。
非常に便利なわけです。で、、、冒頭のね ヘナの話しヘナ=ヘンナ これの名前の由来は定かじゃないんですけど、、ヘナに含まれる ヘンノタンニン酸から来てるのかな?とか思います。知らんけど。
ヘナをするとですね。【頭皮の抗菌作用】があるんで、、、例えば、頭皮の荒れが菌によるものだったりする場合が多いんですけど、、この抗菌作用で菌の繁殖を防ぎ 結果頭皮環境が良くなるって話ですね。
【抜け毛が減る】っていうのもあるんですが、、タンニン類っていうのは収斂作用があり 毛穴を要は引き締めるんで 抜け毛も減るってことですね。
【パーマがかかりにくくなる】っていうのもあるんですけど、、これはヘンノタンニンが髪にたくさんくっつくんで、、それだけ髪が強化されているんで その分薬剤の反応が鈍るわけ ヘナしてればそれだけ薬剤のパワーを適正に上げる必要がありますね。
【髪にハリコシが出る】っていうのは昨日話ましたね。
ヘナがくっついてシスチンの代わりや強化として働くってこと。
で、、、ここから面白い話ですよ。、、、、
【ヘナで癖が少なくなり毛が真っすぐになる】っていう、、都市伝説みたいな話ですが、、これ本当です。
特にエイジング毛ですね。元々の癖に対する効果は弱いですが、、年齢と共に出てくる癖に対する効果は高いです。髪って年齢と共に弱るんですよ。
ケラチンも減るし弱る。髪ってハリコシあると、、針金のように真っすぐになるけど、、ハリコシなくなると、、弱って糸のようにしんなりするわけですね。
真っすぐを維持するだけの力がなくなるんですよ。結果癖がでる。
でね。ヘナやると タンニンがくっついてハリコシでるんで、、前のように針金のように髪が強化されて、、年齢とともに弱ったケラチンにヘナがくっついて 強化される=癖が減る といったことですね。※これ別にケラチンでもシスチンでも他酸でもいいんだけど、、むしろ全部入れで強化すれば もっと効くんすけどね。
で、、もっと面白い話。
くせ毛って髪のケラチンの劣化でもでるけど、、それだけじゃなくってですね。頭皮が年齢と共にたるむ んですよ。頭皮が伸びて下がるんです。
で、、毛穴もその影響で形状が変化しちゃうんですよ。で、、毛穴が変わっちゃって、、結果癖を出すわけだけど、、タンニンっていうのは【収斂作用】があるんですね。
要は肌を引き締めて上げる効果があるわけですよ。肌が伸びて下がってんなら、、収斂してあげればええやん。なわけです。結果色々あって癖が減るってこと。
、、、どうですか?わかりやすいと思いますけど、、。
で、、、これ ぼくヘナ信者じゃないんですけどね。使ってないし。
別にタンニンは ヘナだけじゃないんで、、それだけですね。ヘナが凄いんじゃなくて タンニンが凄いってこと。また収斂作用はヘナやタンニンだけじゃなくて、、結構植物エキスで収斂効果が高いのあるんですよ。
抗菌とかね。僕の場合 イーズバイカーブオールスキンっていうの作りましたけど、、あれは植物エキスの抗菌作用/収斂作用を利用したもので、、オールスキンで頭を洗うと タンニン効果みたいな同じような効果があります。なので、、、あれで洗顔すると 顔はあがるし、荒れも減るしいいよね。
ってこと。その他色々入ってるしね。
その他頭があれてたら オールスキンで頭皮マッサージして、、そのごシャンプー被せて洗えば、頭皮環境良くなるよってことなんですけど。
あんまそのへん説明してないから多分わかってないと思うけど。オールスキンめっちゃ優秀なんですけどね。また、、、髪に対してもヘナやタンニンだけでなく、、タンパク質やアミノ酸やその他成分があり、、なんていうか、、質感っていうのかな。ハリコシ出ればいいってもんでもなく、しなやかさ、やわらかさ、自然な艶とか、、僕が求めるモノってもっと ナチュラルで自然な風合いなんですね。
なので商品化する場合は その辺踏まえて商品作ってます。もちろんヘナもタンニンもいいモノ。使いこなすことでサロンワークは豊かになる。でも使いようです。それが全てではない。