小言

システアミンとシステアミン塩酸塩の違い

皆様おはようございます。本日もシコシコ記事を書いていきます。今日の話題はシステアミンなのですが、、、混同しがちですが、システアミンは二種類あります。

システアミン、システアミン塩酸塩。同じシステアミンですが、、、薬剤として使用する場合 大分特徴が変わってきます。その他システィン、システィン塩酸塩も似て異なるものです。

この辺の話しを今日はしていきますね。後ほど続きを書きます。昔から使われている方はシステアミン塩酸塩ですね。中性の薬剤なんでなんかマイルドなイメージを持っているかもしえませんが、、システアミンって塩基性なんで、、塩基性はざっくりアルカリってこと。

これに塩酸がくっついて中和されて中性ってところです。ただ、、この塩酸がくっつくことでシステアミンの効果って著しく落ちるんですよ。効果って言うのは 還元性ですよね。

還元性って言うのはパーマの効きですね。矯正の一剤の効きが弱い。なので、、システアミン塩酸塩にアルカリを追加させないとかなり弱いモノなんですね。

なので、、phを上げた溶剤に溶かしこんでやっと使い物になる感じなんです。使ったことはあると思うので、、わかると思いますけど。で、、ニオイが独特じゃないですか??

あれはタンニンとかで消臭は出来るんですけど。 あの匂いって 塩酸塩がくっつくと悪臭が出るんですけどね。塩酸塩ないとあんなに匂いでないんですよ。僕もびっくりしたけど。

で、、、今度はシステアミンの話し。こっちはシステアミン塩酸塩の塩酸塩を外した成分なんですね。システアミンって 皆さんシステアミン塩酸塩のことを指していて中性だと思ってるかもしれないですけど、、塩酸塩を外したシステアミンが そもそも 本来のシステアミンなんですよ。 

で、、そのシステアミン 強烈な塩基性なんで、相当phがアルカリによってます。

またシステアミンの還元力は非常に強烈です。めっちゃ強い。僕はびっくりしましたよ。これが本来のシステアミンの力かって。で、、あんま臭くない。

匂いは0じゃないけど、、別物の匂いですね。そんな強烈じゃないです。これがメリットが高い。でね。システアミン塩酸塩の場合は アルカリ追加で使用するんですけどシステアミンの場合、、そのそも強いアルカリ性なので 酸性の薬剤で調整をする必要があります。

フマル酸とか、、クエン酸でもいいし、、レブリン酸でもいいし、、まあ、、バッファー剤で良いかと思いますけど。まあ、、酸なら何でもいんですけどね。phは9位で調整すると好ましいものです。システアミンって実はめっちゃ強い還元剤です。

びっくりするほど強くそして柔らかいですね。本来は チオグルコール酸ですね。チオグリコール酸と相性が良くて、、これと併用するとちょうどいいphになるんで、これがいいんですけどね。

質感も程よい。ベストバランスで混ざっているのが チオグリコール酸システアミンってことです。情報ご活用ください。