ケミカルな話

ブリーチダメージの要因と対策

【ブリーチダメージの原理】難しい話ですけど、、・メラニン色素の除去、分解※ブリーチ作用 にはアルカリ性の過酸化水素が使用される。

・過酸化水素と促進剤として過硫酸塩が含まれていまして、、過酸化物の分解を最小限にするための安定剤が配合されているのが主流なブリーチ剤。

・pHは9.0~11.0 。過酸化水素はアルカリ剤存在下でメラニン色素を酸化分解する作用がある。

・アルカリ剤により毛髪を軟化膨潤させて過酸化水素を繊維内部に浸透拡散させ この作用でケラチン繊維自体の強度の低下が出る。

・ケラチン繊維は艶を失い、ザラザラした手触り感が増えるなどケラチン繊維表面の劣化を生む。毛髪タンパクにおける酸化反応がケラチン繊維中のシスチンで起こる。脱色中にチロシン、トレオニン、メチオニンのアミノ酸残基に少量の分解が起こる。

・主な分解反応は繊維中のジスルフィド結合において起こる。

・通常の脱色工程で毛髪のケラチン繊維のジスルフィド結合の 15~25%が分解する。

・ハイブリーチではシスチン架橋の 45%が損傷する。

・ケラチン繊維の還元とメチル化によって湿潤引張特性がジスルフィド含有量とともに減少する脱色中に生じる毛髪の湿潤引張特性の減少はシスチン架橋が無くなることで起こる。

・過酸化水素でブリーチしたケラチン繊維ではシスチンが減少し、システイン酸の増加する。

・ブリーチで溶出するケラチンタンパク質を加水分解後、アミノ酸分析をすると、ブリーチ毛で多量のタンパク質成分が溶出するのがよくわかる。

・ブリーチ毛髪はメデュラの空洞化により毛髪の艶が低下する。こんなとこです。

まとめるとブリーチに含まれるアルカリ剤とブースト剤と過酸化水素の影響でメラニン色素を分解するのですが、、その影響でケラチン繊維も分解されるんですね。

ケラチンって不溶性なんですが、、ケラチンのシスチン部のジスルフィド結合がブリーチ作用で切れる。

このシスチンのジスルフィド結合があるから 不溶性で安定しているんですが、、この結合がブリーチで切れると 水に溶けるようになる。ブリーチ作用が加水分解され、タンパク質が溶ける。

そして、、溶けたケラチンタンパク質が外部に流出。これでハリコシが無くなり、艶が無くなるわけです。

アルカリは過酸化水素をブーストさせる役割がある一方で、、軟化膨潤作用があり、、ハイブリーチでは 脱色と平行して髪が柔らかくなり 毛髪ケラチンの加水分解を促進させる。

で、、溶解して流出。結果ハリコシ無くなって、やがて切れる。ポイントは軟化膨潤を止めること。

あとはシスチン架橋を出来るだけ離さないようにすること。ここがポイント。ただし、、phが下がると著しくブリーチ作用が落ちる為、、下げてはいけないわけ。結果何が必要か??シスチンを守ること。架橋を守る。で、、過度な軟化を防ぐために収斂効果を利用すること。

phを下げないこと。があげらえる。

で、、これはダメージ抑制。これに失ったものを補うケア。これはインナーで問題なし。

こんな感じの流れです。ちょっと難しい話ですけど、、。大体わかりますよね?傷む原因。で、、解決法もね。

#ケラチン#ケラチントリートメント#ケラチンシャンプー#ケラチンブローアウト#縮毛矯正#デジタルパーマ#MAGO#たもさん#アイロントリートメント#酸熱トリートメント#還元剤#縮毛矯正放置時間#酸性矯正#酸性ストレート#ケアブリーチ#亜鉛#グルコン酸亜鉛