ケミカルな話

髪に艶をだこうしたいならヘアケア高分子成分を勉強すると良いですよ

【ヘアケアで超大事な要素 分子量 ってなに?】な話。

成分っていうのは成分の大きさがあるんですが、、それを【分子量】っていうのですね。

分子ってとっても小さいのです。

その小さな分子が少しだけくっつきあっているのが低分子です。

もうちょっと沢山くっついているのが中分子です。めちゃ沢山くっついているのが高分子です。

PPTって良く聞きますよね?

タンパク質のポリペプチドの略なんですが、、。タンパク質っていうのは小さなアミノ酸の分子がめちゃたくさんくっついた高分子なんですね。

これを加水分解させて分子の数を減らすとPPTになるんです。

PPTにも数の大小があってですね、少ない数のPPTを低分子PPT。もうちょっと数が多くなると中分子PPTって呼ぶんですよ。

活性ケラチンっていうのはですね。

この活性っていう意味なんですけど。タンパク質を羊の毛とかから抽出するのですが、、要は毛を溶かして抽出するんです。

じゃないと液になりませんから。加水分解っていうのは薬剤で成分を溶かして分子の数を小さくして液状化出来る状態にすることっていうとわかりやすいですかね。

で、、加水分解って要は毛を溶かす作業なので、、この時に溶かす薬剤で当然分子が傷むんですね。タンパク質はアミノ酸っていうのがたーーくさんくっついた高分子成分なわけです。

これを溶かす。

髪の毛をブリーチしまくると溶けますよね??これ髪の毛が加水分解されて溶けてる状態です。

で、、、髪の毛傷みまくって溶けてる状態って傷んでませんか?当然傷みまくりますよね。

これを溶かしまくって液状化出来るまで溶かすってことですよ。究極のダメージ毛は溶けて液状化するのが究極のヘアダメージ。

で、、、要は成分を抽出する際に羊の毛を加水分解させて液状化できるまで溶かすんですよ。当然羊の毛は傷んで傷んで、、、傷みまくって、液状化まで溶かすんです。

この状態は失活している状態と言えますね。タンパク質として機能してないんです。でね、、、残念なことに美容師はこれをPPTといってありがたがってこれで髪が補修出来ると思って、、使ってきたわけですよ。ケラチンPPT、コラーゲンPPTをですね。

傷みまくって溶けてる羊の毛ですよ。これ。要は髪の毛よりも傷んで使える品物ではないものをありがたがって使ってたんですね。残念ながら。

で、、活性ケラチンというのはですね。この羊などの毛からタンパク質を抽出する際に特殊な技術をもちいて、、傷ませないで、、優しく優しく抽出し、、活性化出来る環境でたんぱく質のケラチンを抽出したものを【活性ケラチン】と呼んでいるんですね。

死亡ケラチン=失活ケラチン生きてはないけど、、傷んでいないケラチン=活性ケラチンなんです。非常にわかりやすいですねぇ。。。

で、、、冒頭の分子量の話しに戻りますが、、。続く===================================【ケミカルオンラインサロン MAGO先生の大人美容師のためのセカンド美容専門学校】の理解が深まるようにタモさんの簡単ケミカルとして情報発信してます。https://community.camp-fire.jp/projects/view/405188

続き

続きで、、、分子量がなぜ大事か?

って話なのですが、、手書きで申し訳なんですが、髪の断面図です。

髪の毛って表面のキューティクルがあり、、丸いですよね。

で、、中はぎっしり栄養分があり、、そのほとんどはケラチンっていうたんぱく質で構成されているのは美容師ならわかりますよね?で、、、髪の毛ってキューティクルっていう頑丈な鱗で覆われていて、、余計なものが中に侵入しないように守られているんです。

で、、髪の毛の痛みっていうのは大まかには二種類あって表面キューティクルのダメージと内面のダメージがあるんです。髪の毛のいたみっていうのはケラチンのダメージともいえます。

そのほとんどはケラチンで出来ているからですね。分子量の話しに戻りますが、、髪の内部に侵入出来る分子量っていうのは 大分ざっくりですが【1500未満】です。

きりがいいところで大分ざっくりです。なので、、髪の深く内部に入れる分子量の1500未満をざっくり低分子と呼びます。

そしてひどくダメージがあるとキューティクルにも隙間が出来て、、毛髪内部の表面近くの浅い箇所にもダメージで隙間が出来ます。ここに侵入できるサイズが ざっくり分子量3000位。ここに入り込める分子量を中分子と呼びます。

で、、まったく内部に入れない分子量を10000以上のもの。ざっくり これを高分子と呼びます。なので、、髪の深くまで浸透させるものは低分子を活用し、、ハイダメージには中分子を活用し、、毛髪表面のダメージには高分子を活用すればいいってことですね。

で、、先ほどの活性ケラチンの話しをしますが、、このケラチンでも分子量に違いがあるんです。

現状低分子活性ケラチンは二種類のみ。フランスのシナチントップ。

イギリスのケレフェクトSDのみになります。中分子は一種類のみ。イギリスのプロシナになります。これしかないんですね。

小さな成分は。要は活性ケラチンとして、、毛髪内部に侵入できる成分はこれしかないんです。そして、、、残念なことに日本ではこのサイズの分子量がありません。なぜなら、、、加水分解の際にケラチンを失活させてしまうので、、それを失活させないで低分子で抽出する方法が日本ではないからなんですね。

イギリスとフランスにはその抽出方法がありまして、日本にはないんです。毛髪の内部を補修する低分子中分子活性ケラチンは日本にないんです。

日本のケラチン原料だと内部の補修は出来ないんですよ。ここが大事なんですけどね。某雑誌ではこの情報は載せてないんですね。

スポンサーの兼ね合いだと思いますけど。ただ、、、高分子に関しては日本でも素晴らしい原料があります。ミルボン社の高分子活性ケラチンやその他メーカーが作った活性ケラチンですね。

で、、、もちろん他の日本の原料メーカーでも高分子活性ケラチンはあります。またイギリスクローダ社にもケラテックっていう高分子活性ケラチンがあります。

これらは分子量の違いはありますが、、、ほぼほぼ一緒の内容の高分子活性ケラチンになります。高分子活性ケラチンは毛髪キューティクルの補修をする為に膜を作る為に使用します。

残念ながら毛髪内部に入ることはありませんので、、一番表面の艶出し成分ということですね。サランラップみたいに表面を膜で覆うために高分子成分があり、、高分子活性ケラチンはここに作用させるもの。ポリマーと呼びますが、、ポリマーの一種になります。あくまでも艶出しの成分の中の一つが高分子活性ケラチンです。

けっして高分子成分では毛髪内部の補修は出来ませんので、、そこは勘違いしないようにお願いします。===================================

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髪に艶を出す高分子成分はラップみたいなもん。

ラップの画像が適正なのが見つからなくて、、なんかわかりやすそうなの探したんですけど、、これしかなくて。どうやらタトゥーの支払いをしなかった人がラップで巻かれる刑の写真見たいですけど。

ウシジマくんかよ。

マジでこえー。

、、、さて続き。高分子成分の話しです。

高分子っていうのは毛髪表面をラップで多いハリコシをだしたり、キューティクルの代わりにしたり、、艶を出すものです。高分子活性ケラチンはこの分野。

ただし、、僕はよく高分子であれば別にケラチンである必要もなくね?っていってまして、、どのみちラップだから より定着力が高いものだったらそっちでもいいよね。

って話なんですね。

毛髪内部の補修をするわけではないんでね。なので、、色々ある高分子成分の話しをします。【色々ある高分子の話し】高分子=ポリマー=ラップみたいなもん

ポリマーにも色々あってですね。

これも勉強するといいんですよ。なんせ艶出るんで。艶々画像好きですよね?皆さん。だったらポリマーのお勉強ですよ。眠らないで聞いてくださいね。

続く

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こんなに色々ある髪に艶を出す高分子成分の色々。

で、、続き。色々あるんでポリマーの種類。

その説明をしますね。

・タンパク質ポリマー・・・ケラチン、シルク、コラーゲンなどのタンパク質を主体とするポリマー。

タンパク質にも動物性、植物性あるので、、結構違う。食ブル性の方がさらさらですね。質感がナチュラルなので好まれやすいものです。

高分子に関しては活性、不活性はわりとどうでもいいんですよ。これって。どうせ中に入んないラップみたいなもんなんで。ま、好みですな。

・○○酸ポリマー・・・これは酸を繋げて作ったポリマーですね。酸って結晶化するんで、、なんていうか、、硬いのですね。ハリコシ出るんですよ。

あと、、サラサラ。バシっとする質感。とにかくハリコシ出して艶出して、、真っすぐ系にしたい場合はこれですね。縮毛矯正と相性が良いんですね。

・多糖類ポリマー・・・最も代表的なのはヒアルロン酸ですかね。あとは、、キトサンとか、、セルロースとか有名ですよね。糖っていうのは水分を抱え込む性質があり、、抱え込むっていうか、、くっつきやすいんですよ。水分と。

なので、、要はしっとりしやすい。

多糖類ポリマーを張り付けると、、水分を抱え込むんで、、プルプルとしたミズミズしい艶が出るんですね。これがまた。なので、、、ナチュラルな質感がお好みであればタンパク質ポリマー、パシッとハリコシ、真っすぐにしたい場合は○○酸ポリマー。

で、、、プルプルな艶が欲しい場合は多糖類ポリマーを使用するといいわけですね。我ながらわかりやすい、、。で、、、ちょっと複雑になっちゃうんですが、、これらのベースの特徴のポリマーを更に扱いやすくしたポリマーもあります。

例えばですね、、プルプルな糖とパシッとした酸を結び付けた成分とか。

双方の良さを出したポリマーとかもあります。あとは、、、タンパク質や酸にシリコーンをくっつけたポリマーとか。シリコーンくっついているんで櫛通りが良いんですよね。

こんなやつとかあります。あと、、脂質をくっつけて保湿性を高めているのとかもあります。

なにが良いか?って各々あるんですけど、、僕が求めるのって、、表面の艶、ハリコシなんで、、タンパク質系ならそうだな、、高分子活性ケラチンのケラテック。

あとはシスチンポリマーのクロダソンシスチンですね。こっちはアミノ酸ポリマーだけど。重要なシスチンがたくさんくっついてるんでハリコシ感が逸脱です。

植物性タンパク質に脂肪酸がくっついている ベジタミド。これも質感いいんですよ。

あとはプロテシルですね。ハイブリットポリマーでシルクにシリコーンくっつけたやつ。これも質感逸脱ですね。

○○酸系なら、、セバシン酸ポリマーのクロダボンド。マレイン酸ポリマーのミルスタイル。

これですね。

クロダボンドはキューティクルの接着性が高くこれもいいし、、熱に強いミルスタイルもいいんですよね。グルコン酸亜鉛はミネラル系でシスチンポリマーに役割は近いかな、、。

これも良いですよ。ポリマーじゃないけどね。多糖系なら、、表面キトサン化キチンナノファイバーと、、セルロースナノファイバーが優秀ですね。高いけどね。

ヒアルロン酸も良いですね。で、、、シリコーンくっついているのもあるけど、、高分子をつくっつけると艶出るけど、質感悪いんで、、これをシリコーンで整えるんですね。シリコーンは後でもいいから仕上げで使えば員だけど。ヘアオイルとしてですね。
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以上。

良ければ情報ご活用ください。

たも